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ミラノ・メンズファッションウィークで発表されたゼニアの2024年春夏コレクションは軽やかさとクラフトマンシップ、モダニティーに溢れている。アーティスティック ディレクターのアレッサンドロサルトリは「リネン」という古くから服飾史を紡いできた天然素材をコレクションの主軸として、現代的な男性像を描いた。
リネンとは亜麻(あま)のこと。この春夏シーズンの代名詞であるファブリックは耐久性が強く、吸湿性を持ち、シャリ感があり、清涼で軽やか。軽くありつつも独特の光沢がありエレガントでもある。年を経た男女こそ似合う大人のための素材だろう。
麻素材は、ギャバジン、ニット、サテン、オックスフォードなどに形を変え、イタリアの陽光に相応しい夏の男を演出する。提案されたルックは、堅い素材ながらソフトな空気感を漂わせる、低い襟またはスタンドカラーのデコンストラクテッドジャケット、軽快なダスターコート、ジャケットに代わる丸首のトップス。タンクトップとしても着用できるベスト。シャツへと変わるボマージャケット、昨シーズン採用された7.5分袖のサックジャケットなどどれも軽やかにエレガントに身体を包み、リネン特有の遷移の動きが液体のようなシルエットを生み出す。
どれも黒、オフホワイトのベーシックカラーとテラコッタ、ベージュ、グレー、ピンク、ピスタチオなど少しペールな色調に彩られ軽やか。早くも来年の春夏が待ち遠しいコレクションに仕上がっている。
ミラノのショー会場は原料のリネンで囲い、ランウェイが構成された。ショー終了後は工場へと送られ、アイテムとして加工されるという。ゼニアらしい素材を重んじる演出には敬服する。
STAFF
Photo: Courtesy of ZEGNA
Writer: Mitsuhiro Ebihara
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