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東京・紀尾井町という都心にあり、1万坪の日本庭園を有する「ホテルニューオータニ」。なかでも、特別室「エグゼクティブハウス 禅」は、ホテルの中にある新たなラグジュアリーホテルという存在としてとして、日本から世界へおもてなしの文化を発信し続ける。連泊し、時間をかけて滞在してこそわかるその魅力をお伝えしよう。
ホテルニューオータニがある東京・紀尾井町は、かつては紀州徳川家、尾張徳川家、彦根井伊家が並び建ち、武家町の名残のある場所。ホテル敷地内の1万坪の日本庭園は、加藤清正の下屋敷、井伊家中屋敷、伏見野宮邸として400年に渡り受け継がれてきた東京名園のひとつでもある。
ホテルニューオータニ本館 ザ・メインの11階と12階、この2フロアにある特別室が「エグゼクティブハウス 禅」だ。2007年に誕生して以来、「ホテル・イン・ホテル」として日本から世界へおもてなしの文化を発信。ホテルの中にある新たなラグジュアリーホテルという存在を確固なものとしている。
「エグゼクティブハウス 禅」のチェックインは、ホテルニューオータニ本館 ザ・メイン11階にあるエグゼクティブラウンジ「ZEN LOUNGE」にて。エレベーターを降りるとすぐに、書道墨象系作家の井幡松亭氏による直筆の墨アートに迎えられる。
ラウンジでチェックインを済ませたら客室へ。客室にも墨アートが配されている。墨色のほか、鼠色、金色、黄色、紅色と、さまざまな種類の茶色といった江戸時代に多く使われた色合いでまとめられている。そして、インテリアやオブジェ、アメニティなどさまざまなところに竹や炭、石、麻や和紙といった日本古来の天然素材も意識的に取り入れられ、とても居心地のいい空間である。
今回は2泊3日の滞在となったが、客室はリラックスできる空間であるとともに、仕事がはかどる場所でもあった。ワーケーション向きの客室であるとも言えるだろう。
「エグゼクティブハウス 禅」の宿泊者は、「ZEN LOUNGE」のアクセスが付く。ラウンジでチェックインの後、荷物を預け、そのままラウンジでシャンパーニュを片手にくつろぎのひと時を過ごしてもいい。
そして、リピーターに絶大なる支持を受けるのが、ラウンジでの1日6回のフードプレゼンテーションだ。
フードプレゼンテーションは、朝食(8:00~10:00)、モーニングスナック(10:00~12:00)、ランチ(12:00~14:00)、アフタヌーンティー(14:30~16:30)、オードブル(17:30~20:00)、ナイトキャップ & チョコレート(20:00~21:30)の1日6回。
朝食には「ピエール・エルメ・パリ」のクロワッサンやビエノワズリ―、アフタヌーンティーには「パティスリーSATSUKI」のシグネチャー「スーパーメロンショートケーキ」などのスイーツ、マカロン、ナイトキャップにはショコラ。ほかにも、ランチには海老原ファームの〝エビベジ“と東京野菜(サラダ)や赤酢の稲荷や太巻き、オードブルの時間帯には、シェフが腕を振るうこだわりのタパス類が並ぶ。
なお、ホテル館内にはカフェからフランス料理まで37もの飲食店がある。記念日には、夕刻にラウンジで、ホテル伝統のダブルコンソメスープで胃を温め、ホテルオリジナルの燻製鯛や蝦夷牛・蝦夷鹿の熟成サラミをつまんだら、「トゥールダルジャン 東京」でディナーを楽しむ、という計画もいいだろう。
そして、朝食は「ZEN LOUNGE」、あるいは、ルームサービス、館内最大4か所のレストランから選ぶことができる。例えば、2日目の朝は客室で優雅にルームサービスの朝食を、3日目の朝は、「SATSUKI」の「新・最強の朝食」を選び、健康と発酵をテーマにした和・洋・中の究極のビュッフェを存分に。あるいは、ラウンジで薬膳粥と野菜でヘルシーモーニングも可能だ。
なお、「エグゼクティブデラックス」(45平米)以上の客室に宿泊(公式ホームページ経由、および、電話予約に限る)すると、インルームで特別なアフタヌーンティーが楽しめる「インルーム アフタヌーンティー オプショナルサービス」がある。
ラウンジを訪れることなく、客室というプライベートな空間で自分のペースでスイーツとお茶が味わえると密かな人気のサービスでもある。数量限定・事前予約制なのでお忘れなきよう。
滞在中は広い窓から望む、日本庭園とその先の都心の風景、開放感に癒された。時間帯によって変化する景色だけでなく、夕立ちの後に驚くほど生き生きと輝く木々の緑に感動を覚えた。冒頭にも触れたが、都心にありながら都会の喧騒を忘れさせてくれる日本庭園を、客室から眺めているだけでなく、散策すれば、心身ともにリフレッシュできる。
そして、館内には郵便局、理・美容室、スーパーマーケット、コンビニエンスストアまでがあり、まるでひとつの街のように便利だ。体を動かしたくなったらジムへ行くのもいいだろう。
チェックアウトまで専任コンシェルジュが、滞在のサポートをしてくれるのも心強い。一流のホスピタリティーを格付けする、米国のトラベルガイド「フォーブス・トラベルガイド 2023」の格付け評価ホテル部門において、4年連続で最高評価である5つ星を受賞している。
滞在してみると、ビジネスピープルに加え、旅慣れたホテル好きのプライベート利用が多いように感じた。ラウンジで時に仕事をこなし、また別のタイミングではシャンパンとカナッペを味わう、といったように、自分のペースで滞在を楽しむ姿が印象に残った。おひとりさま利用やリピーターも少なくないという。
そして、「また季節を変えて連泊で訪れたい……」、という気にさせられた。次の休日やワーケーションに思いたったら予約をしよう。そういった親しみやすさも大きな魅力である。
■締め切り:2023年7月20日(木)23:59まで
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STAFF
Writer: Fukuko Hamada
Editor: Atsuyuki Kamiyama
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