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和紙作家・森田千晶氏が“ヴァン クリーフ&アーペル”のマチュアなコレクション『ロータス』の新作からインスパイア。いくつもの花が咲く蓮の池をデザインした美しい和紙はレースのような優雅さの中に自然が生み出す美しさを体現している。森田氏の作品は材料をつくるところからスタート。原料となるコウゾの木の皮を引くなどした後、水とトロロアオイの粘液を混ぜ、あらかじめデザインした型紙に合わせて、手で和紙を漉いていく。最後に天日で乾かし、作品は完成するが植物と水、太陽の光だけで生まれる「和紙」という存在と『ロータス』に表現される純粋さや生命力に共通するものを感じたと森田氏は語る。
女子美術短期大学造形学科生活デザイン専攻卒業。アクセサリーデザイン会社を経て現職へ転向。オランダ美術留学ののち、現在は「アトリエ線路脇」にて創作活動を行っている。
インスタグラム@morita_chiaki
自然界をモチーフにした、かずかずのコレクションをもつ“ヴァン クリーフ&アーペル”。中でも『ロータス』はホワイトゴールドとダイヤモンドのみで構成されたシンプルかつ洗練されたクリエイション。瑞々しく咲く蓮の花に着想を得た本作は透明感のある、白い輝きが魅力となっている。見る角度によって印象が変わる立体的なフォルムも思わず自分だけのものにしたくなる、愛らしさを生み出して。
まるで、池に浮かぶ蓮の美しい風景を切り取ったよう──。そんな印象がもたらされるのは、花びら一枚一枚が立体的に表現され、かつ、職人の高度な技術により、複雑なダイヤモンドセッティングがなされているから。それはまさに、ジュエリーに命が吹き込まれる瞬間。この秋、『ロータス』コレクションに加わった新作は、いくつもの花が咲き誇る、華やかな逸品。特にリングは、指と指の間に花が配される、“ヴァン クリーフ&アーペル”が得意とするデザイン。フラワーモチーフでありながら、どこかシャープな雰囲気もあるので、幅広いファッションテイストに似合うはず。
●掲載商品はすべて、税込み価格です。
初出:2021年9月25日発行『AdvancedTime』09号。掲載内容は原則的に初出時のものです。
STAFF
Art
Photo: Yoshinobu Kondo(TOKIIRO)
Van Claeef & Arpels
Photo: Satoko Munetaka
Editor: Kaori Yuguchi
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