以前から心惹かれていた大ぶりのゴールドリングがようやく手になじむように

かくも人生を語りき時計とジュエリー

マディソンブルー ディレクター/デザイナー
中山 まりこ

〝マディソンブルー〟ディレクター/デザイナーの中山まりこさんは、今年の春、ドラマティックなブラックネイルに開眼。以前から心惹かれて収集してきた、迫力のある大ぶりなリングが、毎日の自分らしいおしゃれに、自然となじむようになったのだそう。

FASHION Dec 4,2021
以前から心惹かれていた大ぶりのゴールドリングがようやく手になじむように
中山まりこさんの画像

いつも通り、定番の真っ赤なネイルにしようと思っていたサロンで、いきなり黒のチップが目に入った。

「無性に惹かれて、ネイルを黒にしたのがこの5月のこと。すると、ここ数年気になっていた大ぶりのゴールドリングが、自然と手になじむように。数年前から自分の肌にも、年による変化を感じていて、昔から〝シワシワの手に大きな色石のリングをつけているマダム〟に憧れていたので、ついにこのときがきたか! と。大ぶりのリングに赤ネイルは、今はまだ自分にはトゥーマッチだけど、さらに年を重ね、より肌に貫禄が出たら挑戦したい。どんな存在感の強いアイテムにも負けない、素敵なマダムになるのが目標です」

時計もゴールドが似合うように

中山まりこさんの画像
中山まりこさんの画像

ここ数年、不思議と心に留まり、収集していた大ぶりのゴールドリングたち。
右から、黒翡翠に魅了された〝HERMÈS〟、ムッシュのスピリットを受け継いだバージャケットモチーフのデザインに感激した〝Christian Dior〟、自分の肌にグリーンが似合うことに驚かされた〝Van Cleef & Arpels〟、〝ジュエリーミタニ〟のリングはカラーストーンの強さに引き寄せられました。

中山まりこさんの画像

赤ネイル×シルバーリングの重ねづけ、がここ数年のステディな手元でしたがコロナ禍で頻繁に手の消毒をするため〝いつものリングたち〟を外すように…。そうして手元がいったん〝自由〟になったことも、変化の一因。タイミングがちょうどよく重なったんですね。そんな手元とのバランスもあり、装いはよりカジュアルでエッセンシャルに。左中指のリングは〝Van Cleef & Arpels〟で、時計はヴィンテージの〝OMEGA〟、シャツとスカートは〝MADISONBLUE〟です。

PROFILE
マディソンブルー ディレクター/デザイナー 中山 まりこ
マディソンブルー ディレクター/デザイナー
中山 まりこ

N.Y.でスタイリストや雑誌コーディネーターなどとして活躍。
帰国後は、広告や雑誌、音楽アーティストなどのスタイリングを手がける。
2014年に立ち上げた〝マディソンブルー〟は、今年6月にはパリでサロンをオープン。

初出:2021年07月03日発行『AdvancedTime』08号。掲載内容は原則的に初出時のものです。

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