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“最も華やかなシングルモルト”で名高い「グレングラント」が、その誇りにかけて生み出したウルトラプレミアムライン「グラスハウスコレクション」。 その日本上陸を記念して行われたお披露目イベントのレポートをお届けする。
「グラスハウスコレクション」については、当AdvancedTimeでも触れたことがあるが、去る2025年9月4日、東京・大手町「THE UPPER」にてマスターディスティラーであるグレイグ・ステーブルズ氏を招いてお披露目のイベントが行われた。
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今回、日本で初公開された「グラスハウスコレクション」は、2024年6月に引退した“伝説のマスターディスティラー”デニス・マルコムが最後に手がけた、熟成期間21年、25年、30年のラインだ。
イベントのメインは、ウイスキージャーナリスト・西田嘉孝氏とのトークセッション。
グレングラントの歴史から製造工程、味わいまでお互いの該博な知識をもとに、その魅力を語り尽くす内容は、参加した専門メディアの記者や著名なバーテンダー諸氏も感心しきり。
セッションの後は、お待ちかねのテイスティングタイム。
21年、25年、30年、それぞれの熟成度による香り、味、個性の違いに驚かされる。
21年は、一般的には十分以上の熟成度であるが、このラインではむしろ「フレッシュ」であり、その華やかで爽やかな飲み口はグレングラントの「正統」だ。
25年は豊潤かつ芳醇、最もバランスが取れていて、まさに「王道」。
そして30年。その玄妙にして複雑な果実感と樽香の融合、古酒特有の甘いとろみは唯一無二であり、陳腐な表現だが「至福」としか言えない味わいだ。
デニス・マルコムの正統な後継者として、グレングラントの新たな地平を精力的に切り開いているグレイグ氏による本イベントは、まさに師匠にから弟子への師資相承であり、グレングラントの未来とグラスハウスコレクションへの期待をおおいに高めるものであった。
STAFF
Editor:Ryo Usami
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