【レッスン2】ナチュラル印象には、薄塗りで十分カバーできる高機能ファンデーションが必須。オフィシャルとオフで使い分けよう

肌のトーンや質感だけでなく、全体の印象までも変えることができるファンデーション。ナチュラルに仕上げたいけれど、薄塗りは心許ない･･･はもう過去のこと。高機能ファンデーションが続出中の今、仕事、週末…シーンに合わせてファッションの着こなしが替わるように、肌の印象も変えて楽しむことができます。高機能ファンデーションのカバー力と自然な艶感を操れば、それぞれのシーンに合う肌つくりは簡単。夏のおしゃれ好感度が加速します。

＜仕事編＞オンタイムに求められるきちんと感。頼れるのは進化した「リキッドファンデーション」

日差しが強い季節、仕事の日のファンデーションに求めるのは、やはり化粧もちの良さ。意外かもしれませんがここで選びたいのが、落ちにくくテカりにくくなったリキッドタイプのファンデーションです。正直なところ、リキッドはシミや色ムラもしっかりカバーしてくれるのですが、そのぶんお面のように厚塗りになってしまう…だからリキッドは苦手、という人も多いはず。でも最新リキッドは、カバー力がありながらも薄膜に仕上がり、より軽やかでナチュラルな肌を演出できるように進化。そのうえ、ベタつきが少なく、さらっとしたつけ心地なので、このあと使うお粉も最小限に。自然な艶感を演出できるところも魅力です。また皮脂や保湿のバランスをコントロールする働きのあるものも多く、化粧くずれに強いことも大きなポイント。また、しっかりとつけたいところと、薄くのせたいところと微妙な調整ができるところも、リキッドファンデーションの強みです。

千吉良恵子が薦める「リキッドファンデーション」

イヴ・サンローラン オールアワーズ リキッド

「内側から発光するような輝きを放つグロウな仕上がり。さらっとした感触なのにシワが目立たず、光効果で色の難点も飛ばしてくれる優れもの」ピグメントを高配合し、色むら、毛穴、肌の凹凸をパーフェクトに消し去る、カバー力の高さが秀逸。肌に乗せたリキッドが瞬時にパウダーに変化し、余分な汗や皮脂を吸収してさらりと快適な仕上がりに。

コスメデコルテ ゼン ウェア フルイド

「ローションのように軽やかなテクスチャーで肌に薄く均一に伸び広がり、負担感がないのに高いロングラスティング効果を実感。重ねてもムラにならず毛穴、赤み、シミなど瞬時にカバーしてくれるところも優秀です」墨のように、微細な粒子の粉体が薄くのび広がり、あらゆる肌悩みをカバー。皮脂、乾燥、こすれに強く、マスク時間の長い日にも対応。

ポーラ B.A リキッドファンデーション

「まるで肌色乳液のようになめらかで、塗布後はピタッと吸い付くようにフィット。ふんわり発光するライトパウダーを配合しているので、凹凸やくすみを自然にカバーしてくれる」水分を吸収しながら、表面はサラサラの特性をもつ、珪藻土の多孔構造をファンデーションの膜に応用。サラスべでピンと張ったなめらかな肌に仕上げる。

暑い日、肌を美しく仕上げる「リキッドファンデーション」の塗り方

１．スポンジでプッシュしてなじませる

指で伸ばした後は、スポンジをギュッギュッとプッシュ。リキッドを肌に密着させて化粧崩れを防ぐ。余分な油分をオフする効果も。

２．ラインは薄く自然にのばす

ファンデーションの境目がわからないよう、フェースラインまで薄く伸ばす。厚塗りを防止するため、新しい面にスポンジを替えるところもポイント。

and more テクニック～ファンデーションをより美しく仕上げる「フェースパウダー」の使い方

リキッドの後はフェースパウダーをのせることが当たり前とされていましたが、以前のように顔全体にパタパタと塗布してしまうと、せっかく下地とリキッドで作った艶が消えてしまい老けた印象に。最新のリキッドは、ベタつきが少なく、さらっとした仕上がりなので、パウダーレスにしたいところですが、つけたての美しい状態を長時間継続させるには、やはり汗、皮脂崩れを防ぐことが必須です。ポイントは、パウダーの塗る範囲を限定すること。テカリ＆崩れポイントのみのせることで、艶肌をキープすることができるのです。使用するパウダーは、パールの入っていないもの、そしてカラーレスもしくは健康的な肌になるピンク×ベージュ系を選ぶのが鉄則です。

１．パウダーは部分的にのせる

おでこ、まゆ、アイホール、小鼻と鼻先、鼻下、アイホール、鼻と目頭の間以外は艶を残しておきたいので、パウダーはのせないこと。きちんとおさえておくと、化粧もちが違います。

２．眉毛やアイホールもていねいに

眉毛やアイホール、口角などもていねいにのせていきます。パーツメイクのノリともちが断然アップし、キレイに仕上がります。